結論から言うと

そのスポットでどのアクションが生きているのか、そしてその周りのレンジの形。暗記すべきなのはこの2つです。ミックスの頻度は覚えなくていいし、一番下のハンドがどれかで悩む必要もありません。私たちはGTO Preflopが端末に持っているライブラリ、11,385スポットと1,924,065件のハンド戦略のすべてについて、ソルブ済みの判断を測定し、2種類のミスの値段をビッグブラインド単位で出しました。ミックス戦略で間違った側を選んだときの損失は、中央値で0.018 BB。そのスポットでソルバーが一度も取らないアクションを選んだときの損失は、中央値で0.325 BB、約18倍です。そして100BBのUTGオープンレンジでは、下から4分の1のハンドが持っている価値は、レンジ全体の**0.15%**です。

メモ:

はじめに開示: GTO Preflopは私たちのアプリで、以下の数字はすべて、そのアプリに同梱されているソルブファイルから出したものです。ここに書いたことはすべて再現可能です。手法と定義、そして検証の手順は次のセクションにまとめてあり、生データのほうは、アプリをインストールしていればあなたのスマホの中にあります。

どうやって測定したか

アプリにはBrotliで圧縮されたソルブファイルが503本同梱されていて、キャッシュ、MTT、Spin & Goをカバーしています。合わせて11,385個の意思決定ポイントと1,924,065件のハンド戦略が入っています。1件のハンド戦略が記録しているのは、あるノードの1つのスターティングハンドについての3つの情報です。そのハンドがそこに到達する重み、ソルバーが各合法アクションに割り当てた頻度、そして各アクションの期待値(ビッグブラインド単位、フォールドは0に固定)です。

503本すべてを走査し、重みがゼロでない、つまりハンドが実際にそのノードに到達する1,396,979件の判断だけを残しました。そのスポットで一度も持つことのないハンドは、そこで間違えようがないからです。そのうえで、3つのラベルを付けます。

  • ピュアフォールド — ソルバーが99%以上の頻度でフォールドする。「これは違う」以上に覚えることはありません。
  • ピュアアクション — フォールド以外のいずれかのアクションが99%以上。覚えることは1つだけです。
  • ミックス — どのアクションも99%に届かない。ソルバーが頻度を分けています。

何かを信用する前に、アプリがストアのスクリーンショットにすでに載せている数字を再現しました。8max、100BB、5%レーキ(上限4BB)の条件で、この走査から出たファーストインのオープンレンジはUTGが13.9%、ボタンが43.7%。一致しています。以降の数字も、すべて同じ走査から出ています。

先に断っておくべき点が2つあります。まず、このライブラリはフォーマットごとに均等ではありません。503本のうち435本がSpin & Goで、そのため有効な判断の66%が3人テーブルのショートスタックのプレイから来ています。以下の集計値は、記事の後半でフォーマット別に分解してあります。もう1つ、99%というカットオフは1つの選択にすぎません。これを95%まで緩めるとミックスの割合は24.3%から17.9%に動くので、どの結論も向きは変わりませんが、正確なパーセンテージは動きます。

チャートの5分の2は、そもそも判断ではない

1,396,979件の有効な判断すべてを分けると、こうなります。

ソルバーの挙動 判断の数 割合
99%以上フォールドする 565,549 40.5%
フォールド以外の1アクションを99%以上取る 492,179 35.2%
2つ以上のアクションでミックスする 339,251 24.3%

全体の5分の2はピュアフォールドです。チャートのうち暗記がまったく不要な部分がこれだけあり、しかも毎回同じ隅に固まっています。到達するスポットの70%以上でピュアフォールドになるハンドが29種類あり、そのすべてがオフスートで、すべてが左下の三角形の中にあります。62oは79.2%の頻度でピュアフォールドです。169種類のスターティングハンドのうち80種類は、少なくとも半分のスポットでピュアフォールドになります。

反対の端では、到達するスポットのどこでも一度もピュアフォールドにならないハンドが、ちょうど3種類あります。AA、KK、AKsです。QQは10,490スポット中4スポットの差でこのリストを外し、AKoは9,163スポット中6スポットの差で外しました。

ピュアフォールドを取り除くと831,430件の判断が残ります。少なくとも一定の頻度でチップを入れている判断です。そのうち59.2%がピュア、40.8%がミックス。さらに、多くの人が「プリフロップレンジ」と言うときに思い浮かべるファーストインのスポットだけに絞ると、景色はもっと優しくなります。ポジション別にオープンする判断の3分の2は、ミックスの一切ない単一のアクションです。

ミックスで間違った側を選ぶと、いくら失うのか

具体例を1つ。6max、100ビッグブラインド、5%レーキ(上限4BB)、ボタンまで回ってきてJ3s。ソルバーはこれを56.2%の頻度でフォールドし、残りの43.8%で2.5BBにオープンします。フォールドのEVは0。オープンのEVは**−0.00002 BB**です。

食い違いはそれだけです。ビッグブラインドの10万分の2。

J3sは特殊な例ではなく、これが典型的な姿です。同じボタンのノードで、T8oはフォールド51.3%・レイズ48.7%。UTGからだと、55はフォールド34.7%・レイズ65.3%、QJoは49.2/50.8です。ミックス戦略が存在するのは、ソルバーが同じ価値のアクションを2つ見つけたからであり、この「同じ価値」は言葉のあやではありません — 文字どおり同じ価値だからこそ、ミックスになっているのです。

では、それを全部無視したらどうなるのか。データベースの中のミックス戦略を、印刷できるチャートがどれもやっているように、ソルバーがより多く取るほうのアクションへ潰してしまう。その代金はこうです。

常に頻度の高いアクションを取ったときの損失 ミックスの判断に占める割合
0.01 BB以下 68.3%
0.05 BB以下 86.6%
0.10 BB以下 90.9%
損失の中央値 0.0032 BB

この記事には、このミスを表す数字が2つ出てきますが、同じ量を測ったものではありません。上の表の中央値0.0032 BBは、339,251件のミックスの判断すべてを対象にしたもので、頻度の高いほうへ丸めた結果がたまたま元から選ぶはずだったアクションと一致し、損失がゼロで済むケースもすべて含んでいます。冒頭の0.018 BB — そして下の比較で使う数字 — は、常に損をする側を選んだ場合の中央値で、対象になるのは、ソルバーが一度も取らないアクションも併せ持つ、より狭い集合の判断です。

1,396,979件の有効な判断すべてで平均すると、ライブラリの中のミックスをすべて頻度の高いほうへ丸めた場合の損失は、プリフロップの判断100回あたり1.5ビッグブラインドです。100ハンドあたりではありません。自分のレンジに入っているハンドを持って、ソルブ済みのスポットに実際に直面する、その100回あたりです。こちらのほうが、はるかに稀な出来事です。

J3sで43.8%を当てるために卓上でランダマイザーを回そうとしているなら、やめてしまいましょう。どちらかに決めて、先へ進んでください。

ヒント:

自分の一番の悩みどころを確かめる: GTO Preflopを開き、いつも迷うスポットを出して、そのハンドをタップしてみてください。アプリは、そのハンドを単一のアクションでプレイするのが最適なのか、それともミックス戦略が有効なのかを教えてくれて、各選択肢のEVまで表示します。延々と悩んでいるものがビッグブラインドの100分の1の価値しかないのかどうか、その場で自分の目で確かめられます。

本当にお金を失うミスのほう

次は、もう一方のミスです。ミックスで間違った側を選ぶのではなく、ソルバーが頻度をゼロにしているアクションを取ってしまうミス。

同じボタンのノード、同じJ3s。フォールドと2.5BBへのオープンの差は0.00002 BB以内です。100ビッグブラインドをオールインすると、損失は3.75 BB。どうでもいい判断とそうでない判断の差が、1つのスポットの1つのハンドの中に、そのまま入っています。

これを正しく値付けするために、両方のミスが起こりうる265,312件の判断 — ソルバーがミックスしていて、なおかつ少なくとも1つの合法アクションに頻度ゼロが割り当てられている判断 — を切り出し、両者を突き合わせて測定しました。

265,312件のソルブ済みの判断について、2種類のプリフロップのミスの損失を比べたグループ棒グラフ:ミックスで間違った側を選んだときに0.01 BB以下で済むのは39%だが、頻度ゼロのアクションのうち最も安いものでもそこまで安いのは1.9%しかない

ミックスで間違った側を選んだときの損失は、中央値で0.018 BB。ソルバーが手を出さないアクションのうち最も安いものの損失は、中央値で0.325 BBです。そういうアクションの中で最悪のものではなく、いちばん安いもので、です。この判断の94.4%で、戦略外のアクションのほうがミックスのミスより高くつきます。

この狭い集合では、間違った側を選んだミスの5回に2回近くが、ビッグブラインドの100分の1以下の損失で済みます。戦略外のアクションでそこまで安く済むのは、50回に1回もありません。

何を勉強すべきかという議論は、これで尽きています。頻度はノイズです。シグナルはアクションセット、つまりそのノードで生きているアクションの組み合わせのほうです。あるスポットが「フォールドかオープンか」のノードであって「フォールドかオープンかオールインか」のノードではないと知っていることは、そのオープンが43.8%で回っていると知っていることより価値があります。

オープンレンジの一番下は、ほとんど無価値

レンジを覚えるときの定番のアドバイスは、一番下のハンド、つまり境界を覚えて、そこから上を推測しろというものです。整理の仕方としては悪くありません。学習の優先順位としては逆で、EVの数字がそれを身も蓋もなく示しています。

6max、100BB、UTG。ソルバーは全ハンドの18.7%、コンボ数にして247コンボをオープンし、そのオープンレンジが「全部フォールド」に対して持つ価値の合計は101.4ビッグブラインドです。EV順に並べると、こうなります。

オープンレンジの区分 レンジ全体のEVに占める割合 境界のハンド
コンボ上位10% 81.7% AKo、価値0.566 BB
上位25% 90.9% AQo、価値0.178 BB
上位50% 96.9% AJo、価値0.070 BB
上位75% 99.85% K5s、価値0.010 BB
上位90% 99.9%超 K6s、価値0.0003 BB

レンジの下から4分の1、誰もがドリルしているあの部分が、レンジの価値に対して寄与しているのは1%の6分の1ほどです。UTGからK6sをオープンレイズすることの価値は、フォールドするよりビッグブラインドの1万分の3だけ高い、というだけのことです。

ボタンはここまで極端ではありません。全ハンドの44.9%をオープンし、価値が596コンボに散らばるからです。それでも形は変わりません。上位10%がEVの65.8%を、下位25%が1.5%を持っています。ライブラリにある1,146個のファーストインのスポット全体では、コンボ上位10%がレンジ全体の価値に占める割合は、中央値で36.7%です。

データベースの中のすべてのオープンレンジを通して見ると、ソルバーがオープンするコンボの11.1%は、価値が0.05 BB以下です。フォールドと言い切るにはわずかに足りない、それだけの理由でレンジに入っているハンドです。ここを間違えることが、あなたのお金を減らしている原因ではありません。

本当に判断力が要るハンドはどれか

ミックスがソルバーの迷っている場所だとすれば、どこで最も迷っているのかは知っておく価値があります。169種類のスターティングハンドをすべて、有効な判断のうちミックスになった割合で採点しました。

テキサスホールデムの全スターティングハンドを並べた13x13のグリッド。ソルバーがミックス戦略でプレイする頻度で濃淡が付けてあり、62oの5.6%からKQoの43.8%まで並ぶ

濃い帯は、グリッドを斜めに走っています。スーテッドエース(A2s〜A8sはすべて35%〜41%)、スモールとミドルのポケットペア(55が40.4%、66が40.1%、77が37.7%)、スーテッドブロードウェイ(QJs、KJs、KTsはどれも39%前後)、そして左上のオフスートブロードウェイ(KQoが43.8%、KJoが39.8%)です。到達するスポットの90%以上でピュアになるハンドが19種類あり、そのどれもがオフスートのクズハンドです。

このグリッドには、私たちが驚かされたことが2つありました。

自分のスポットの半分でミックスするハンドすら、1つもありません。 リストの首位はKQoで43.8%です。GTOをランダム化の霧のようなものだと考えるイメージは、実際のファイルの前では持ちこたえません。たいていのハンドについて、たいていのスポットで、たいていの場合、ソルバーは1つのアクションを選び、それを貫きます。

AAは判断の20.1%でミックスします。 ただし、プレイするかフォールドするかでミックスしたことは一度もありません。エースが到達する10,787スポットのうち、ピュアフォールドになるのはちょうどゼロです。ミックスしているのはサイズのほうです。小さくレイズするか大きくレイズするか、4ベットにコールするかオールインするか。これはこの指標そのものの性質でもあります。グリッドのマスがミックスだということは、ソルバーがどこかで頻度を分けたという意味であり、チャートの上のほうではそれがほぼ常にサイズの判断、下のほうではほぼ常にプレイするかフォールドするかの判断です。

負荷が一点に集中しているわけでもありません。最もミックスの多い50種類のハンドが、ミックスの判断全体の48.9%を占めます。均等に分布していれば29.6%になるところです。覚えるべき厄介なハンドを12種類ほど選び出す、そんなリストは作れません。

キャッシュ、MTT、Spin & Goが求めるものは同じではない

集計値は、実在する分かれ目を隠してしまいます。ライブラリの中で群を抜いて厳しいフォーマットはディープなキャッシュで、最も寛容なのはショートスタックのトーナメントです。

フォーマット 有効な判断 ピュアフォールド プレイする判断のうちピュア ミックス 戦略外アクションの損失の中央値
キャッシュ、50〜200BB 96,241 61.8% 37.2% 62.8% 1.06 BB
MTT、3〜100BB 383,223 52.6% 59.2% 40.8% 0.48 BB
Spin & Go、1.5〜34BB 917,515 33.2% 60.5% 39.5% 0.30 BB

ディープスタックのキャッシュは、フォールドではなくプレイする側のスポットの62.8%でミックスします。トーナメントの2フォーマットは、どちらもおよそ40%です。戦略外のアクションに対する罰も、Spin & Goのスポットの3倍以上厳しくなります。理由は2つ。後ろに残っているチップが多いほど、頻度を分ける先のアクションとサイズが増えること。そして、失いうる額が100ビッグブラインドあるポットは、12ビッグブラインドのポットより単純に余地が大きいことです。

実戦的な読み方をすると、ショートスタックのトーナメントをプレイしているなら、あなたのレンジは本当に暗記できるもので、印刷したチャートが戦略の大半を写し取れます。ディープなキャッシュをプレイしているなら、チャートが自分の戦略を写し取ることは決してないと割り切って、その時間を「どのノードにどのアクションが入るのか」のほうへ使ってください。

暗記する順番

  1. 各ノードのアクションセット。 フォールドかオープンか。フォールドかコールか3ベットか。フォールドかコールか3ベットかオールインか。間違えると1回あたり0.325 BBかかるのがこれで、しかもこのリストの中では覚えるコストが最も安い項目です。形の種類がひと握りしかないからです。
  2. どのレンジも、上のほうは完璧に。 100BBキャッシュのオープンレンジの価値の66%〜82%を担っている、上位10%のコンボです。ミックスもなければ曖昧さもなく、EVは莫大です。
  3. 真ん中の形。 スーテッドエース、ポケットペア、スーテッドブロードウェイが、だいたいどのあたりにいるのか。頻度ではありません。
  4. 境界は、最後に、ざっくりと。 レンジを組み立て直せるように、索引として覚えておくだけで十分です。ドリルしないでください。UTGのK6sを1行ぶん外したくらいで、自分を責めないでください。
  5. 頻度は何も覚えない。 すべてのミックスで頻度の高いほうを選んでも、手放しているのはプリフロップの判断100回あたり1.5 BBで、これは1セッションのブレの中に収まる大きさです。

このリストが1つだけ教えてくれないのは、あなた自身がこの中のどれを間違えているのか、です。それを知るのに要るのはチャートではなく測定で、ポストフロップで機能しているのと同じEV損失で振り返るループを、プリフロップでも回すことになります。

GTO Preflopは、これをどう採点しているのか

この調査を回せた理由は、そのままアプリがこの作りになっている理由でもあります。すべてのアクションについて、戦略とEVが一緒に同梱されている。だからアプリは、判断を「一致したかどうか」ではなく「いくら損したか」で採点できます。

レンジビューアーで好きなハンドをタップすれば、そのハンドを単一のアクションでプレイするのが最適なのか、それともミックス戦略が有効なのかを教えてくれて、各選択肢の頻度とEVまで表示されます。トレーナーはスポットを出題し、あなたのアクションをソリューションと突き合わせて採点し、結果をEV損失としてビッグブラインド単位で返します。ELOレーティングも、そこに紐づきます。この採点方式こそが要点です。正答率で採点すれば、ボタンでJ3sをフォールドしたあなたは「不正解」になります。EV損失なら、それにはほぼ何も課さず、オールインには3.75 BBを課す。相対的な重み付けとして正しいのは、こちらです。

正直に書いておくべき制限が2つ。トレーナーがカバーしているのはMTTの3BB〜12BBとキャッシュの50BB〜200BBで、ライブラリ全体ではありません。そのため、いま読んできたディープキャッシュのミックスはドリルできますが、15BB〜100BBのMTTは閲覧専用です。もう1つ、マルチウェイのソルブは端末ではなくクラウドから読み込むので、その部分には接続が必要です。

GTO PreflopはiPhone、iPad、Androidでダウンロード無料です。標準のProプランは月額$19.99または年額$119.99。私たちは価格テストを実施しているため、表示額が異なる場合があります。2026年8月24日時点で、米国App Storeでは240件の評価で4.8、Google Playでは3.2K件のレビューで4.6、ダウンロード数は100K+です。アプリを入手して、このページのどの数字でもレンジビューアーで突き合わせてみてください。

プリフロップレンジの暗記:よくある質問

プリフロップレンジの暗記にはどれくらい時間がかかりますか?

よく言われるアドバイスが想定しているよりは、短くて済みます。チャートの大半は、そもそも判断ではないからです。ソルブ済みの判断のうち5分の2はピュアフォールド、さらに3分の1はフォールド以外の単一アクションなので、チャートが見せているもののおよそ4分の3は、1マスにつき1つの事実でしかありません。本当に曖昧なのは、スーテッドエース、スモールペア、ブロードウェイが作るミックスの帯です。そこを1つ間違えたときの損失は、中央値で0.018 BBです。

ミックスの頻度まで暗記する必要はありますか?

ありません。339,251件のミックスの判断で見ると、ランダム化する代わりに毎回いちばん頻度の高いアクションを取った場合、68.3%のケースで損失は0.01 BB以下、全体ではプリフロップの判断100回あたり1.5 BBです。卓上でランダム化して買えるのは、こちらの頻度を追いかけてくる相手に対するバランスですが、ハイステークスより下でそれをやっている人はほとんどいません。

プリフロップで一番高くつくミスは何ですか?

ソルバーが頻度をゼロにしているアクションを取ることです。両方のミスが起こりうる265,312件の判断で測ると、頻度ゼロのアクションのうち最も安いものでも損失は中央値で0.325 BB。ミックスで間違った側を選んだときの0.018 BBに対して、94.4%のケースでこちらのほうが高くつきます。実戦で言えば、ソルバーがフォールドか3ベットしかしないノードでコールドコールすること、あるいはツリーに入っていないサイズを選ぶことです。

各レンジの一番下のハンドは暗記すべきですか?

記憶の手がかりとしては、はい。そこからレンジを組み立て直せます。学習の優先順位としては、いいえ。6max 100BBのUTGオープンレンジでは、下位25%のコンボが持っているのはレンジ全体の価値の0.15%で、その境界にあるハンドの価値は、フォールドに対して0.010 BBです。

プリフロップレンジはキャッシュとトーナメントで同じですか?

同じではありませんし、中身だけでなく、覚えるむずかしさも違います。中身の差が最も大きいのはビッグブラインドディフェンスで、同じボタンのオープンに対して、レーキありのキャッシュからアンティありのMTTになるとおよそ2倍に広がります。ディープなキャッシュはプレイする側の判断の62.8%でミックスし、MTTとSpin & Goは39%〜41%。戦略外のアクションに対する罰も、約3.5倍厳しくなります。プリフロップチャートアプリのおすすめがフォーマット別にカバー範囲を分けているのは、このためです。

これはマルチウェイポットにも当てはまりますか?

ここで測定したライブラリは、自分に回ってくる時点ではヘッズアップになっているものです。ファーストインが1,146スポット、相手がちょうど1人の状況が10,239スポット。マルチウェイのプリフロップレンジは別のソルブツリーにあり、これらの数字には含まれていません。

参考情報

  • GTO Preflopの端末内ソルブライブラリ — Brotli圧縮されたソルブファイル503本、11,385個の意思決定ポイント、1,924,065件のハンド戦略を、2026年8月24日に直接読み取って走査しました。カバー範囲の数字はアプリのgto_preflop_database_coverage.mdと突き合わせて確認しています
  • 手法の検証 — ファーストインのオープン頻度を同じ走査から再現し(8max、100BB、5%レーキ/上限4BB:UTG 13.9%、ボタン43.7%)、GTO Preflop自身のApp Storeスクリーンショットに載っている数字と一致することを確認しました
  • App StoreのGTO Preflop — バージョン3.0.30、ダウンロード無料、240件の評価で4.8/5、2026年8月24日確認
  • Google PlayのGTO Preflop — 3.2K件のレビューで4.6/5、ダウンロード数100K+、2026年8月24日確認
  • PokerCoaching:プリフロップレンジの勉強法 — 「各レンジの下2つのハンドを覚える」という広く繰り返されているアプローチ。この記事はそれをEVデータと突き合わせて検証しています
  • MyPokerCoaching:プリフロップレンジの覚え方と定着のさせ方 — レンジを構成要素に分ける方法と、アクティブリコールを使った学習法

このページの数字はすべて、2026年8月24日にGTO Preflopに同梱されているソルブファイルから計算したもので、アプリから再現できます。EVはビッグブラインド単位で、フォールドを0に固定しています。価格は同日に確認しました。価格テストを実施中のため、表示されるプランが異なる場合があります。